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報告書

核種移動速度測定装置の開発(III): 核種移動速度の測定

小川 弘道; 山本 忠利; 和達 嘉樹

JAERI-M 86-011, 11 Pages, 1986/02

JAERI-M-86-011.pdf:0.35MB

本報告は放射性核種の土壌中移動速度を決定する手法について記するものであり、土壌中放射性核種濃度分布の非破壊測定に関する前報と併せて、放射性核種の土壌中移動速度を非破壊的に決定する手法を確立した。すなわち、放射性核種の土壌中濃度分布と輸送拡散方程式の解の比較より決定される核種移動速度により、放射性核種の土壌中における移動性が定量的に評価できる。

論文

Alanine dosimeters using polymers as binders

小島 拓治; 田中 隆一; 森田 洋右; 瀬口 忠男

Appl.Radiat.Isot., 37(6), p.517 - 520, 1986/00

DL-アラニン線量計に線量計としての多様性をもたせるため、媒体にポリマーを検討した。エチレン-プロピレンゴム,ポリエチレン及びポリスチレンを媒体に選び、10$$^{2}$$-3$$times$$10$$^{4}$$Gyの線量範囲の$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$gamma$$線について、ポリマー-アラニン線量計の特性を調べた。ポリマーの添加によって、プレドーズは若干増加したが、線量応答は添加しないものと変らず、またそのばらつきは小さい。80$$^{circ}$$C以上の温度では、数日間で線量応答は減少したが、通常の環境下ではよい安定性を示すことがわかった。

論文

Mechanical properties of polymer matrix composites at 77K and at room temperature after irradiation with $$^{6}$$$$^{0}$$Co $$gamma$$-rays

江草 茂則; 萩原 幸

Cryogenics, 26, p.417 - 422, 1986/00

 被引用回数:12 パーセンタイル:67.76(Thermodynamics)

合計10種類の有機複合材料を室温で$$^{6}$$$$^{0}$$Co-$$gamma$$線を照射したのち、室温と77Kとで機械的性質の試験を行なった。Eガラス繊維クロスやアルミナ繊維で補強された複合材料の場合、その初期強度は77kでは室温と比較して約2倍にも増大した。しかし、カーボン繊維クロスで補強された複合材料の場合には、77Kでの初期強度は室温での値とほとんど同じかやや低い値を示した。一方、照射後の複合材料の機械的性質の劣化は、室温で試験された場合には潜伏線量領域が存在するなどゆるやかであるが、77K試験の場合には吸収線量とともに急激に劣化が観測されることが明らかになった。

論文

Mechanical strength at 4.2K of organic composite materials irradiated with $$gamma$$-rays

江草 茂則; 中嶋 秀夫; 押切 雅幸*; 萩原 幸; 島本 進

Journal of Nuclear Materials, 137, p.173 - 175, 1986/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:92.06(Materials Science, Multidisciplinary)

Eガラス繊維クロスで補強された5種類の有機複合絶縁材料を室温で$$^{6}$$$$^{0}$$Co-$$gamma$$線を照射したのち、4Kで機械的性質の試験を行なった。耐放射線性の観点からは、ポリイミドをマトリックスとする複合材料が最もすぐれているが、初期強度が大きいということを考慮するとTGDDM/DDSのエポキシをマトリックスとする複合材料の方がすぐれていることがわかった。このエポキシの複合材料は、G-10CRやG-11CRの複合材料と比較して、初期強度が30%ほど高いのみならず、耐放射線性も5-10倍程度すぐれていることが明らかになった。

論文

Migration of radionuclides($$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Sr and $$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs)in alkaline solution(pH 12)through sandy soil layer

大貫 敏彦

Journal of Nuclear Science and Technology, 23(7), p.643 - 649, 1986/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:32.47(Nuclear Science & Technology)

アルカリ性水溶液中(pH12)に溶存した放射性核種($$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Srおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs)の砂層中移動をカラム実験により検討した。放射性水溶液200mlおよび水3800mlを通気層カラム中へ流入し、核種の流出曲線および砂層中濃度分布を得た。それらの分布曲線を比較した結果、$$^{8}$$$$^{5}$$Srと$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csは類似した分布状況を示したが、$$^{6}$$$$^{0}$$Coは砂層深部へ移動していた。3核種間の移動速度の関係として、$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$>$$$$^{8}$$$$^{5}$$Sr$$>$$$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs が得られた。これは中性水溶液(pH7)を用いて得た結果と異なった。このことは、核種の移動挙動に対して核種が溶存している水溶液のpHが強く関係しているものと考えられた。実験で用いた砂層は$$^{6}$$$$^{0}$$Co水溶液(pH12)の移動において線形系であることが明らかとなった。

論文

Crud behaviors in high temperature water, I; Characterization of corrosion layer on type 304 stainless steel and Zircaloy-2

星 三千男; 立川 圓造; 諏訪 武; 佐川 千明; 米澤 仲四郎; 青山 功; 山本 克宗

Journal of Nuclear Science and Technology, 23(7), p.612 - 621, 1986/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:32.47(Nuclear Science & Technology)

高温高圧水中のクラッドの原子炉一次冷却系材料への付着挙動を調べるため、JMTR OWL-1ループを用いて実験を行った。ここでは、OWL-1ループ水の性状を明かにした。ループ運転開始期には濃度の上昇が認められるが、定常状態では、可溶性クラッド20~30$$mu$$g/l,不溶性クラッド~1$$mu$$g/lの濃度を示す。構成金属元素の大部分はFeである。不溶性クラッド中の$$^{6}$$$$^{0}$$Coの比放射能値は可溶性のものよりほぼ1桁大きく、この系では素早い同位体交換反応が認められない。不溶性クラッド中の結晶性化合物の78%はM$$_{3}$$O$$_{4}$$型の金属酸化物,22%がM$$_{2}$$O$$_{3}$$型の酸化物である。$$^{5}$$$$^{9}$$Feおよび$$^{5}$$$$^{5}$$Feの比放射値はM$$_{2}$$O$$_{3}$$型酸化物中でM$$_{3}$$O$$_{4}$$型酸化物中よりも約2倍大きくなっている。

論文

Migration of radioactive cobalt dissolved in the solution of pH12 through sandy soil layer

大貫 敏彦

Waste Management, 6, p.175 - 180, 1986/00

pH12の溶液中に溶解したコバルト-60の移動をカラム内に形成した砂層(5cm$$phi$$x12cmH)を用いて検討した。200mlのCo-60水溶液と3800mlの水とを砂層に流入して、流出曲線と砂層中濃度分布曲線とを得た。pH12におけるそれらの分布をpH3におけるそれらと比較した。また遅延係数と拡散係数をフィッティング法により求めた。pH12におけるCo-60は層から流出したがpH3におけるCo-60はほとんど層内に溜まった。pH12における遅延係数はpH3におけるそれの60倍であったが、拡散係数は同じであった。したがって、pHにおけるCo-60の移動挙動はpH3におけるそれと異なる。

報告書

核種移動速度測定装置の開発II; 帯水層土壌試料中放射性核種濃度分布の非破壊的測定

小川 弘道; 山本 忠利; 和達 嘉樹

JAERI-M 85-111, 16 Pages, 1985/08

JAERI-M-85-111.pdf:0.87MB

土壌中における放射性核種の移動速度を測定することを目的とし、帯水層土壌試料中における放射性核種の濃度分布を非破壊的に測定するシステムを開発した。本システムでは、帯水層土壌試料中に挿入した検出器により、$$gamma$$線の計数率分布を測定し、検出器の測定効率を係数行列とする連立方程式を作成する。濃度分布が指数関数的に変化するとする仮定を導入して連立方程式を解くことにより、帯水層土壌試料中における濃度分布を算出する。本システムに関して機能試験を行った結果、帯水層土壌中における放射性核種の濃度分布を測定できることが確認された。本報告は、システムの概要および機能試験の結果についてまとめたものである。

報告書

核種移動速度測定装置の開発,I; 通気層土壌試料中放射性核種濃度分布の非破壊的測定

小川 弘道; 大貫 敏彦; 山本 忠利; 和達 嘉樹

JAERI-M 85-061, 25 Pages, 1985/06

JAERI-M-85-061.pdf:1.04MB

土壌中における放射性核種の移動速度を測定することを目的とし、通気層土壌試料中における放射性核種の濃度分布を非破壊的に測定するシステムを開発した。本システムでは、土壌カラム外側において$$gamma$$線計数率分布を測定し、理論的に計算した検出器の測定効率を係数行列とする連立方程式を作成する。通気層土壌試料中における放射性核種の濃度分布は、連立方程式を解くことにより算出する。本システムに関して機能試験を行なった結果、通気層土壌試料中における放射性核種の一次元濃度分布を測定できることを確認した。本報告は、測定システムの概要および機能試験の結果についてまとめたものである。

論文

帯水砂層中における放射性核種($$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Srおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs)の移動

大貫 敏彦; 大塚 芳郎; 小川 弘道; 山本 忠利; 鷲尾 方一; 和達 嘉樹

保健物理, 19, p.13 - 18, 1984/00

放射性核種($$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Sr,および$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs)の帯水砂層中の移動について、模擬帯水層槽(帯水層:40cmW$$times$$70cmL$$times$$25cmH)を用いて検討した。その結果、それぞれの核種の移動性の傾向は、濃厚な濃度部分に着目すると、$$^{8}$$$$^{5}$$Sr$$>$$$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$>$$$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs となり、希薄な濃度部分に着目すると$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$>$$$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs$$>$$$$^{8}$$$$^{5}$$Sr となった。希薄な濃度部分の移動性の傾向は、$$^{6}$$$$^{0}$$Coは難溶性の$$^{6}$$$$^{0}$$Co(OH$$_{2}$$)を形成するため、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csは土壌微細粒子に非常に吸着するためである。したがって、$$^{6}$$$$^{0}$$Coおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csについて水酸化物種および粒子種の移動について検討することは、低レベル放射性廃棄物の浅地中処分を評価する場合に重要である。

論文

放射性コバルトの砂層中移動

大貫 敏彦; 和達 嘉樹

日本原子力学会誌, 26(10), p.880 - 882, 1984/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:59.52(Nuclear Science & Technology)

放射性コバルトの砂層中移動について、カラム実験により検討した。その結果、pH12における$$^{6}$$$$^{0}$$Coの移動速度は、pH3におけるそれの60倍の値を示した。このことは、陸地処分の安全性評価上、廃棄物固化体から浸出する放射性溶液の酸性度に対応する Retardation Factor を用いる必要があることを示唆するものである。

論文

廃棄物固化体からの放射性核種の浸出

関 晋

日本原子力学会誌, 25(7), p.571 - 576, 1983/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csおよび$$^{6}$$$$^{0}$$Coを用いたセメント固化体の浸出試験により、廃棄物固化体からの放射性核種の浸出は、拡散支配として取り扱えると結論した。拡散係数を求める方法として、廃棄物固化体を浸透的性質を有するものと非浸透的性質を有するものとに分け、それぞれにあった拡散式を提供した。更に取得した拡散係数を使用して、浸出量の長期予測に必要とする適切は方法を提供した。

論文

通気砂層中における放射性核種の挙動; 担体濃度の影響

山本 忠利; 武部 愼一; 和達 嘉樹

保健物理, 17, p.3 - 9, 1982/00

通気砂層中における放射線核種の挙動を明らかにするため、カラム法による流下実験により、$$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Sr,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの流出状況および移動状況に及ぼす影響を担体濃度について検討した。流出液体中の放射能比(流出比)は担体濃度が低い場合(10$$^{-}$$$$^{6}$$mol/l以下)には、ほぼ一定の小さな値になり、濃度が高い場合(10$$^{-}$$$$^{4}$$mol/l以上)には、流出液量の増加とともに大きくなった。砂層内の放射能比(吸着比)は担体濃度が低いとき砂層深度とともに指数関数的に急激に減少したが、濃度が高くなると穏やかな減少を示した。さらに、種々の担体濃度における、砂層表面に対する砂層中の放射能比が10分の1にあたる砂層深度d1/10(移動指標深度)の実験値は、拡散方程式により計算した値と比較的よく一致した。従って、このd1/10は$$^{8}$$$$^{5}$$Sr$$^{+}$$$$^{+}$$および$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs$$^{+}$$の陽イオン核種の砂層中移動予測に適用できるものと考えられる。

論文

通気砂層中における放射性核種の移動と分布・1

武部 愼一; 山本 忠利; 和達 嘉樹

保健物理, 17, p.437 - 442, 1982/00

地中モデル装置を用いて、通気砂層中における$$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Srおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの放射性核種の移動と分布について検討を行った。放射性核種の垂直方向への移動に関しては、吸着化はいずれの核種についても砂層表面から近い範囲では指数関数的に急激に減少したが、その後は緩やかな減少を示した。放射性核種の二次元方向への分布に関しては、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの場合、吸着比は垂直方向に均一に減少し、$$^{6}$$$$^{0}$$Coの場合、砂層中心部は周辺部に比べて移動が大きく、$$^{8}$$$$^{5}$$Srの場合、$$^{6}$$$$^{0}$$Coと同様な減少する傾向を示した。さらに、各放射性核種の実測濃度分布を拡散方程式により計算した予測濃度分布と比較すると、$$^{8}$$$$^{5}$$Srの移動については両濃度分布は比較的一致し、ほぼ予測できることが明らかとなった。

論文

A Method for determination of the $$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Eu activity

馬場 澄子; 市川 進一; 関根 俊明; 石川 勇; 馬場 宏

Nuclear Instruments and Methods, 203, p.273 - 280, 1982/00

4$$pi$$$$beta$$-$$gamma$$スペクトロスコピー同時計算法による$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Euの絶対測定法を確立した。絶対測定法として、4$$pi$$$$beta$$計算管とGe(Li)検出器とを組合せ、$$beta$$検出器からの出力パルスとコインシデンスする$$gamma$$線スペクトルを測定し、着目する$$gamma$$線毎にその強度を求め、それとシングルの$$gamma$$線スペクトル中の対応する$$gamma$$線強度との比から$$beta$$線検出器の各$$beta$$線、内部転換電子及びオージエ電子に対する実効計数効率を求める方法を考案した。最初に、この絶対測定法を検証するために、$$^{6}$$$$^{0}$$Co線源を用いて3種類の絶対測定法を併せ試み、相互に良く一致する結果が得られることを確かめた。次いで、$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{1}$$Eu濃縮ターゲットの原子炉照射によって製作した$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Eu線源について、4$$pi$$$$beta$$-スペクトロスコピー同時計数法を適用し、得られた結果をLMRI製$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Eu標準線源を用いる$$gamma$$線スペクトロメトリの結果と比較した。両者は約1%の範囲内で一致した。

論文

トリクロロフルオロメタンの放射線分解に及ぼす不純物の影響

山本 忠利; 大塚 徳勝*

Radioisotopes, 31(9), p.469 - 472, 1982/00

再処理廃ガス中の不純物がCCl$$_{3}$$Fの放射線分解に及ぼす影響について検討した。実験はO$$_{2}$$、CO$$_{2}$$、CH$$_{4}$$、NOおよびH$$_{2}$$Oの各々を所定量添加した。CCl$$_{3}$$Fに$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$gamma$$線を照射して行った。O$$_{2}$$とCH$$_{4}$$については、CCl$$_{3}$$Fの分解率、およびハロゲンイオンとC$$_{2}$$Cl$$_{4}$$F$$_{2}$$の収率に影響を与えた。H$$_{2}$$Oについてはハロゲンイオンの収率だけが影響を受けた。その他のCO$$_{2}$$とNOについては影響が全く認められなかった。したがって、CCl$$_{3}$$Fの放射線分解はこれら不純物の存在下で、多少促進されることが明らかになった。

報告書

深海条件における放射性廃棄物セメント均一固化体の安全性評価に関する研究

関 晋

JAERI-M 9762, 104 Pages, 1981/11

JAERI-M-9762.pdf:3.33MB

低レベル放射性廃棄物の海洋処分に関連して、処分体の中心であるセメント均一固化体の安全性評価を行った。本報告は、上記固化体の深海中健全性、非破壊検査法の開発および放射性核種の浸出性について研究した結果をまとめたものである。これらの研究から、セメント固化体自体、放射性核種の浸出に対する防壁効果を有し、その閉じ込めの効果はかなり大きいため、放射性廃棄物の海洋処分に対する従来の評価は、非常に安全側にあり、実際とはかけ離れたきびしい評価であるとの結論を得た。

報告書

$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Euの絶対測定

馬場 宏; 馬場 澄子; 市川 進一; 関根 俊明; 石川 勇

JAERI-M 9616, 24 Pages, 1981/08

JAERI-M-9616.pdf:0.81MB

4$$pi$$$$beta$$-$$gamma$$スペクトロスコピー法による$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Euの絶対測定法を確立した。絶対測定法は、4$$pi$$$$beta$$計数管とGe(Li)検出器から構成される。$$B$$線検出器からの出力パルスとコインシデンスする$$gamma$$線スペクトルを測定し、着目する$$gamma$$線毎にその強度を求め、それとシングルの$$gamma$$線スペクトル中の対応する$$gamma$$線強度との比から、$$beta$$緑検出器の各$$beta$$線、内部転換電子およびオージェ電子に対する実効計数効率を求めた。最初に、この絶対測定法を検証するために、$$^{6}$$$$^{0}$$Co線源を用いて3種類の絶対測定法を併せ試み、相互に良く一致する結果が得られることを確かめた。次いで、$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{1}$$Eu濃縮ターゲットの原子炉照射によって作製した$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Eu線源について、4$$pi$$$$beta$$-$$gamma$$スペクトロスコピー同時計数法を適用し、得られた結果をLMRI製$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{2}$$Eu標準線源を用いる$$gamma$$線スペクトロメトリの結果と比較した。両者は約2%の範囲内で一致した。

論文

Characterization of carboxylated latices prepared by radiation-initiated emulsion polymerization; Comparison with chemically prepared latices

江草 茂則; 幕内 恵三

Journal of Colloid and Interface Science, 79(2), p.350 - 364, 1981/00

 被引用回数:20 パーセンタイル:61.21(Chemistry, Physical)

n-ブチルメタクリレート,2-ヒドロキシエチルメタクリレート,アクリル酸の三元共重合体ラテックスを$$^{6}$$$$^{0}$$Co$$^{-}$$$$gamma$$線とレドックス重合触媒とを用いて合成し、得られたラテックスの粘度,粒子径,酸分布,電解質安定性について比較検討した。これらの物性は放射線法と触媒法ラテックスとで有意に異なることがわかり、この差はラテックス中の触媒切片の有無に帰属された。さらに、ラテックスの安定性と粒子表面酸密度との相関について検討した結果、必ずしもすべての粒子表面酸がラテックスの安定化に有効な訳ではなく、その有効率は触媒法ラテックスの方が高いことがわかった。この理由は、触媒法ラテックスではその重合触媒切片が同時にラテックスの加水分解を誘起し、カルボキシル基が粒子表面に生成されるためであると結論された。一方、放射線法ラテックスではこの加水分解が起こり難いため、重合後ラテックスを加熱してもその物性変化が小さいという利点があることがわかった。

報告書

アスファルト固化体の浸出性の改善; 沸騰水型原子炉で発生する蒸発缶濃縮廃液のアスファルト固化体の浸出性

松鶴 秀夫; 土尻 滋; 森山 昇

JAERI-M 8864, 13 Pages, 1980/05

JAERI-M-8864.pdf:0.56MB

BWRで生ずる濃縮廃液のアスファルト固化体の浸出性を改善するため、濃縮廃液に塩化カルシウムを添加して個化する方法を検討した。その結果、得られた固化体はほとんど膨潤が認められず、また、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csと$$^{6}$$$$^{0}$$Coの浸出比は100日間でそれぞれ5$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$および1$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$となり、塩化カルシウムを添加しない固化体の場合に比べて、極めて低い値を示した。さらに表面を5mm厚のアスファルトで被覆した固化体では、浸出液にはほとんど放射能が検出されなかった。

51 件中 1件目~20件目を表示